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テンプレート:子記事 志々雄一派(ししおいっぱ)は、漫画『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』に登場する架空の集団。

テンプレート:ネタバレ

概要・軌跡 編集

かつて自分を利用し殺害しようとした明治政府への復讐、そして日本の覇権を握らんとする志々雄真実の野望の下、集められた人員によって組織された武装集団。

新月村などを見る限り、その支配体制は恐怖政治であるが、一味への支配は魚沼宇水や悠久山安慈などの一部例外を除き、志々雄の優れたカリスマ性による忠誠による統制であった。

京都では、佐渡島方治の指揮の下、かつて維新志士たちが計画していた京都大火を再現しようとしたが、剣心たちによって阻止されてしまう。その後剣心たちとの戦いに敗れ、志々雄は消滅し、方治は警察に出頭し、組織は事実上壊滅するに至る。生き残った者の多くは捕縛されたが、一部はその高い能力を欲した政府の恩赦を受け、軍警察等の機関に取立てられる事となる(詳細は後述)。

構成員編集

志々雄真実(ししお まこと)
志々雄一派のリーダー。初登場時30歳

詳細は志々雄真実を参照

駒形由美(こまがた ゆみ)
- 入絵加奈子
志々雄真実の夜伽役兼愛人。色気溢れる美人で、配下からは姐さんと親しまれる。元吉原出身の花魁であったが、マリア・ルーズ号事件で自らの尊厳を奪った明治政府を憎み志々雄一派に加わる(アニメでは、事情が端折られている)。志々雄とは相思相愛の仲で、常に傍に従っている。十本刀ではない。自分にできることは体の世話だけであることから、宗次郎や鎌足に嫉妬していた。
アジトにて、志々雄と剣心の戦いを見守りながら、志々雄が全力で戦えるのが15分であることを懸念し続けていた。剣心の天翔龍閃を受けた直後、体の異常発熱によって苦しみだした志々雄を見て剣心の前に立ち塞がるが、彼によって剣心ごと自らの体を貫かれ、志々雄の役に立てたことに満足しながら事切れた。その後人体発火を起こした志々雄と共に、遺体は消滅した。最期まで志々雄のために尽くし、死後も地獄で彼に付き添う。
モデルは由美かおる。姓は新潟県長岡市内の駒形十吉記念美術館に由来。
  • 完全版第12巻の再筆:基本デザインの変更はないが、衣装がシースルーになった。

十本刀(じゅっぽんがたな)編集

要人暗殺の特攻部隊。完全版では、宗次郎と安慈以外の人物が11巻と12巻の表紙に描かれている。 「十本刀」と名は付くが、全員が刀を武器としているわけではない。

佐渡島方治(さどじま ほうじ)
声 - 高橋広司
“百識”の方治。志々雄の参謀で、頭脳明晰で実務能力に長けている。黒い瞼が特徴。血液型B。
以前は明治政府官僚であったが、その内情に失望して野に下り、流離っていたところを志々雄と出会う。地下マフィア(雪代縁の組織)から甲鉄艦・煉獄を始めとする膨大な兵器を購入、一派を単独で明治政府と戦争し得る強大な組織へと作り上げた。一派に加入した当初は淡々と従っているだけであったが、志々雄からの洗礼を受けた後は心から志々雄に心服し、一派で最も忠実な部下となる。左之助から三角眉毛と呼ばれた。
ただの参謀としてだけではなく、常人以上の戦闘技術を持つと思われる。京都大火作戦未遂後、京都大火の真意を知らせていなかった7人の十本刀の為に責任を被って、“七爪の罰”と称し自らの爪を七枚剥いだ(アニメ版では小刀で手の甲を突いた)。志々雄の最終戦では、志々雄のいざという時は戦おうとしていたが、志々雄の強さへの信奉から隠し持っていた銃剣(カービン銃)を投げ捨てる。設定上は、銃火器の知識に長け、銃剣を扱った戦闘を行う予定だった(作者いわく「実戦よりは頭脳を駆使するキャラ」)。
志々雄一派壊滅後、法廷において志々雄の弱肉強食論を世間に知らしめるために警察へ出頭したが、政府の影である志々雄の部下の彼には、公の場で語る機会は与えられなかった。それどころか自分の能力欲しさに司法取引を持ちかける明治政府に絶望した彼は、隠し持っていた小刀で首を掻っ切り、自決した。死後に志々雄と地獄にて再会し、再び彼の後を付いてゆく。
名前は佐渡島と『X-MEN』のキャラクター「フォージ」に由来[1]
PS2『炎上!京都輪廻』では斎藤が主人公の場合、志々雄の死後、原作通り自分の言葉に耳を傾けようとしない明治政府に絶望していたところ、斎藤の面会を受け彼を罵るが、逆に「惨めな末路がお似合い」と挑発を受け、明治政府の真実を知らしめるために生き残る決意をするという、大きく変化した結末になる。
  • 完全版11巻の再筆:コートの中の服が軍服に変更。火器の達人で煉獄の艦長。基本的なデザイン自体は変化していないが、十本刀に関する度重なる心労で髪の毛が白髪と黒髪の縞模様。
瀬田宗次郎(せた そうじろう)
声 - 日高のり子 / PS維新激闘編:冨永みーな
身長163cm、体重51kg。文久元年(1861年9月生まれ。相模国出身。血液型AB。初登場時16歳
“天剣”の宗次郎。一見あどけなさの残る美少年。その実、剣心に匹敵する天賦の剣才(略して天剣)と、超神速の移動術縮地を成し得る健脚を兼ね備えた十本刀最強の剣客であり、志々雄からも右腕として一番の信頼を寄せられていた。志々雄を「さん」付けで呼ぶ唯一の人で、側近として常に傍で行動していた。
米問屋の主人と妾の間に生まれ、幼少の頃より養父母を含む親戚一家(※戸籍上は養子、実質的には異母兄の一家)から酷い虐待を受けた結果、喜怒哀楽の楽以外の感情を無意識のうちに封印する。その頃、全身に大火傷を負い追っ手から逃亡中の志々雄を偶然目撃する。納屋の中に匿う志々雄に包帯と食料を届ける日々の中で、志々雄の圧倒的な悪の信念と弱肉強食の旨に魅せられる。 それからすぐ志々雄を匿っていたことが親兄弟に露見、新政府に取り入ろうとしていた父親に殺されかけ、追い詰められ極限状態の中で親族すべてを斬殺する。以来、明治維新後の志々雄の最初の部下となり、共に政府を倒し天下を取る闘いを挑む。それと同時に、自分を救った志々雄の存在と意思を絶対のものとし、自ら信条を抱くことを放棄する(アニメでは、現実として自分の命を救ったのは、彼の主張と彼の与えた脇差だったので、彼の論が正しいという結論を出している)。
作中、剣心とは計2度対戦している。新月村での対戦では剣心の逆刃刀を真っ二つにし、志々雄一派の強さを知らしめた。その後、志々雄のアジトでの再戦で縮地も駆使し剣心を苦しめるが、その最中、剣心からの気遣いによって精神が乱され、封じていた感情を呼び起こされる。志々雄の意思を代行する自分が正しいのか、志々雄に異を唱え戦いを挑む剣心が正しいのか、決着をつけるため、奥義「瞬天殺」を繰り出すが、破壊力で上回る天翔龍閃の前に敗れる。その結果、志々雄からの決別を涙ながらに決意する。
志々雄一派壊滅後は、志々雄の名の下で自らが行った人斬りの意味と、これからの自分の生き方を模索するため、日本各地を放浪する。
モデルは新撰組一番隊組長沖田総司であり、名前も総司の幼名に由来する。美青年キャラとして女性層からの人気が高い。剣心の最大のライバルキャラNo.1。アニメの「人気キャラランキング」では2位。
PS『十勇士陰謀編』ではゲストキャラとして僅かながらだが登場する。主人公達とは絡みは一切無い。
  • 完全版第13巻の再筆:書生風の服装から青年将校候補風の服装へ変更、由美や鎌足が見繕った装飾品を身に付けている。武器に仕込み杖(本気を出していない時の得物)が追加された一方で、菊一文字則宗に関する設定が変更された。
武器
長曾禰虎徹(ながそねこてつ)
大業物31工の1つ[2]。新月村の戦いで、剣心の逆刃刀を折った刀(虎鉄もボロボロになり、使えない状態になった)。
菊一文字則宗(きくいちもんじのりむね)
宗次郎の愛刀。詳細は該当項目を参照。漫画、アニメでは実在の則宗の作風とは異なる。
再筆では、本編で志々雄が宗次郎に匿ってもらった礼として渡した刀(再筆版の設定では、渡されたのは脇差ではない)。また、再筆版では正確には「才槌の見立てでは菊一文字則宗」で、実際には無銘の日本刀。
縮地(しゅくち)
初速から一気に最高速に達し、一瞬で相手の間合いを侵略することができる移動術。志々雄曰く、「目にも写らぬ速さ」である。実際、"縮地の三歩手前"で剣心の神速をわずかに超え、"縮地"の状態では左之介の目に写らなかった。加えて、宗次郎の感情が封印されているため、相手は彼の動きを先読みすることができず、縮地の速さをより速く感じる。なお、室内の戦闘であれば、天井も使用した三方向攻撃を展開できる。
瞬天殺(しゅんてんさつ)
宗次郎が唯一自分で名前を名付けた技。縮地から「天剣」の抜刀術に繋げる連続技で、破壊力では天翔龍閃に劣るが、宗次郎曰く「あまりの速さのために先読みが意味をなさず、この技が決まれば痛みも感じることなく一瞬で死ぬ」。
魚沼宇水(うおぬま うすい)
声 - 流山児祥
身長176cm、体重77kg。1842年9月生まれ。琉球出身。血液型A。初登場時36歳
“盲剣”の宇水。宗次郎と一二を争う使い手。琉球出身。『剣心秘伝』では血液型B。『剣心皆伝』ではA型。
琉球王家秘伝の武術の使い手。かつては幕府方の人斬りとして剣腕を振るっていた。ある日遭遇した志々雄に両眼を斬り裂かれて惨敗、あっさりと幕府に見限られる。その後、「隙あらば志々雄を殺しても良い」条件の下、十本刀に加わるが、実は建前の条件であり、本心では志々雄の実力が自分を遥かに上回っている事を認識し、復讐を諦めている。志々雄はそのことに気付いているが、宇水の高い戦闘力を自分の手元に置いておきたいがため、気付かぬふりをしている。
盲目になったことを機に、剣術の1つの究極の型「心眼」を開く。その正体は、数キロ先の小川の音を聞きつける程の異常聴覚である。戦闘では、筋肉の軋む音から相手の攻撃姿勢を、足音と空気を切り裂く音から相手の位置を予測して攻撃する。また、心音を聞き取ることで相手の心理状態を読むことができる。
性格は非常に残忍でプライドが高い。自分の本心を見抜いた斎藤に対しては怒りを露にした。軍や警察から選び抜かれた精鋭部隊50人を一夜にして壊滅させる程の実力者で、志々雄のアジトでは斎藤一と激闘を繰り広げたが、斎藤の牙突零式を受け、吹き飛ばされて死亡(由美によると、彼も地獄に落ちたようである)。
モデルは漫画『ドラゴンボール』の桃白白。名前は新潟県魚沼地方に由来。彼の服装や部屋にある目玉のデザインは、『新世紀エヴァンゲリオン』に登場する使徒マトリエルに触発されたらしい(作者談)。
  • 完全版第12巻の再筆:日焼けした褐色の肌、中華風の鎧を身にまとうなど琉球出身であることが強調されたデザインとなった。失明時の恐怖により髪は白髪。特徴であった「心眼」と書かれた眼帯がなくなり、代わりに額に目玉の刺青が彫られている。ローチンは手槍形態のみとなり、普段はオール型の剣とティンベーを使用する。
武具
ティンベー
亀甲ので、普段は背負っており、中心には目のデザインがある。相手の武器を捌いたり、視界を封じるのに用いる。亀甲の丸みに加え、本来見えない衝突の瞬間も心眼で見切れる為、牙突の様な強力な刺突技もいとも簡単に捌くことが出来る。完全版再筆では目のデザインが横に目蓋が開いたものから、縦に目蓋が開いたものに変更された
ローチン
柄尻に小型の鉄球が付いた槍。柄の途中がアタッチメントになっており、手槍に変えることができる。鉄球は斎藤の牙突を最初に捌いた時に破壊される。
宝剣宝玉百花繚乱(ぽうけんぽうぎょくひゃっかりょうらん)
両端の鉄球と槍を猛烈な速度で相手に目がけ連打する。
悠久山安慈(ゆうきゅうざん あんじ)
声 - 原康義
身長193cm、体重110kg。1845年11月生まれ。北海道出身。血液型A。初登場時33歳
“明王”の安慈。宗次郎、宇水に次ぐ十本刀の三番手。志々雄からは実力を高く評価されていた。血液型はA。
元々は東北地方のある村に寺を構え、戊辰戦争で身寄りを失った子供たちの面倒を見る線の細い心優しき僧侶だった。廃仏毀釈によって寺を去る。その引越しの前、新政府への協力を口実とする村長の私欲から寺を焼かれ、さらに同居していた子供たちも全員、無残に焼死。この悲劇の絶望によって、祈りや慈悲の心だけでは心正しき者は救われないことを痛感する。常に鋭く威圧感を湛えた目の下の隈のようなものは、預かっていた子供の一人(椿)の焼け焦げた死体のススを塗り付けたもの。
以後己の体を鍛え上げ、それまでの細身の体から鎧の如き筋肉を纏った巨漢となった。そして破壊の極意「二重の極み」を10年かけて会得し、全身のあらゆる箇所を攻撃に転用してあらゆるものを文字通り粉砕する力を身につけ、邪悪な者を滅する憤怒に満ちた破戒僧となる。事件の5年後、子供たちを殺した村長一派の前に現れ、連中を皆殺しにする。さらに、腐敗した世の中の元凶と見て、明治政府の打倒も志す。
破戒僧となった事件以来、信心は失っても救世の心は失っておらず、志々雄曰く「十本刀中最も情け深い」。普段の口調は紳士的で、一人称は私。一派の者に対しては「~殿」と呼ぶ。自分の部屋「衆合の間」には巨大な不動明王像を安置している。
志々雄の配下となったのは利害一致であり、「生殺与奪の権利」を認めることを条件に力を貸している。志々雄が明治政府を破壊した後の世界が自らの救世にそぐわない場合には、反旗を翻すつもりだった。
下諏訪の森の中で、京都への旅路途中の左之助と邂逅、二重の極みを伝授する。 左之助との壮絶な拳の語らいの末、己の救世という暴走が、最も大切に思っていた子供たちをも苦しめているということを悟り、敗北を認める。一派壊滅後は警察に出頭するが、功労者(剣心たち)の嘆願によって極刑は免れ、懲役25年の実刑判決となり、北海道の集治監に服役する[3]
外見と名のモデルは、ロックバンドアンジー」のボーカル三戸華之介。姓は長岡市の悠久山(公園)に由来。
  • 完全版第10巻の再筆:不動明王を意識した武器と服装になり、皮膚が硬化して罅割れている。二重の極みに「陸震」「空雷」「海鳴」といったバリエーションが追加された(三つとも宇宙大帝ゴッドシグマに登場するロボットの名である)。
二重の極み(ふたえのきわみ)
本来、すべての物質には抵抗(=強度、硬度)が存在するために、その衝撃が完全に伝わることはない。だが刹那の瞬間(75分の1秒)に二度の衝撃を打ち込むと、第一撃目は通常通り物体の抵抗で緩和されるが、刹那の瞬間に打ち込まれた第二撃目の衝撃は、抵抗を一切受けることなく完全に伝わるため、物質の硬度に関わらず粉々に粉砕することができるという、彼が救世のため独自に開発した破壊の極意(相楽左之助も参照)。全身で繰り出すことが出来る上、短剣による遠隔攻撃(後述)も可能。相手の二重の極みを受けるとき、対角の部位に自分の正拳を加えることで衝撃の拍子を乱し、単なる打撃にすることもできる(極み外し)。
遠当て(とおあて)
二重の極みの応用。刀剣を使って地面に二重の極みを伝導させて間合いの離れた相手に衝撃を与える。完全版の再筆のバリエーションでは「陸震」。PS2『炎上!京都輪廻』では、二重の極みをわざと外して地面に叩きつけることで左之助も使用することが出来る。
空雷
再筆で登場した二重の極みの応用。横隔膜で二重の極みを発生させる事で口から衝撃波を放つ。対志々雄用の隠し球で、秘剣を破る奥の手。
沢下条張(さわげじょう ちょう)
声 - 福本伸一
身長170cm、体重76kg。1852年6月生まれ。血液型B。初登場時25歳
“刀狩”の張。刀が好きで、新井赤空の殺人奇剣を集め殺戮を楽しむのが趣味の男。赤ん坊を斬ることすら厭わない残忍な反面、陽気で意外と義理堅い性格。大阪在住で関西弁で喋り、パンクロッカーのように逆立った奇抜な金髪(剣心や左之助曰く「ホウキ頭」)が特徴。己の髪型を馬鹿にされると激怒する。ウインクするのが癖なのか、左目を瞑ることがある。京都で新井伊織を人質にとった上で、剣心と闘って敗れ捕縛、警察の世話になる。左之助からは「十本刀で一番下っ端だろ」と言われるが、実際の実力は十本刀でも高い方(中の上と言った所か)である。由美とは飲み仲間であったらしく、彼女から遊郭にいた頃の苦難を聞かされた。志々雄一派壊滅後は密偵として斎藤一の部下となり、情報収集を務めるが彼からの扱いは凄まじく悪い。人誅編終了後に密偵に飽きたため、金目のものを盗んでトンズラしようとした。
アニメでは島原編の序盤にも登場するが、天草翔伍に敗れるなど、今一つ報われない。
名前は越路町(現長岡市)沢下条地区に由来。
  • 完全版11巻の再筆:格好良さを重視したデザイン。鋼鉄製の網に今まで狩ってきた刀を付け、柔軟に動く盾として使用する。
武器
連刃刀(れんばとう)
新井赤空作初期型殺人奇剣。半分に切ったそれぞれの鞘と鍔に、刃をつけたもの(戦闘では2つをくっつけて使う)。刃の短い間隔で傷を2つ付けられると傷口の縫合が上手くできなくなり、傷口から腐って死に至る。剣心には全く相手にされず、あっさりと破壊された。
薄刃乃太刀(はくじんのたち)
新井赤空作後期型殺人奇剣。刃の強度を保ったまま可能な限り薄く鍛えた、数メートル程の細い帯状の刀で、蛇腹剣の一種。剣先が僅かに重くなっていて、の如く手首の微妙な返しを使って刃を自在に操ることができる。防具も兼ねている様子。
逆中空納刀(さかさちゅうくうのうとう)
指で鞘を上空に放ち、真上に向けた刀を納める曲芸。伊織を鞘にぶら下げたまま成功させた。
大蛇(おろち)
薄刃乃太刀を大蛇のように操って攻撃する。たとえ第一撃を回避されても、すぐに攻撃方向を変えられるのが強み。
本条鎌足(ほんじょう かまたり)
声 - 竹内順子
身長160cm、体重49kg。1852年3月生まれ。福岡県出身。血液型O。初登場時25歳
“大鎌”の鎌足。大鎖鎌を武器とするオカマ(アニメ版では、弥彦曰く「薫や操よりも色っぽい」)。志々雄が大好き。男としては宗次郎、女としては由美に勝てない自分を歯痒く思っている。葵屋の襲撃では戦闘前に操に対して出し抜けに股間を晒し、自らが男であることを知らしめた(アニメ版では回りくどい説明をしていた)。薫&操と闘うも、2人のコンビネーションの前に敗北。志々雄一派壊滅後、容姿を生かし外国のスパイとなる予定らしい(張談)。
外見のモデルは『新世紀エヴァンゲリオン』の碇ユイ。名前は越路町(現長岡市)本条地区に由来。「オカマの鎌使い」の設定は、当時作者のアシスタントだった尾田栄一郎の提案。
武器
大鎖鎌(だいくさりがま)
柄先に鎖分銅が繋がれた大鎌。超重武器の1つで、その重さは薫曰く八貫(約30kg)以上。柄尻には二股の小さな矛が付いており、鎌が折れた場合には矛の部分に鎖の輪をはめることも可能。完全版の再筆では、大小連結の鎖鎌となっている。作者曰く「西洋の得体の知れない胡散臭い技術で作られた」。
乱弁天(みだれべんてん)
大鎖鎌を頭上で回転させて周囲の物を斬り裂く。
弁天独楽(べんてんまわし)
本条流大鎖鎌術。柄尻を鎖の輪にはめ、高速回転させながら掬い上げる。
刈羽蝙也(かりわ へんや)
声 - 竹本英史
身長155cm、体重28kg。1850年10月生まれ。長野県出身。血液型A。初登場時27歳
“飛翔”の蝙也。空を舞っての攻撃を得意とし、極限まで絞った細い身体に翼を装着している。また手首に刃物を仕込んでいる。部下を扱いする非情な性格。葵屋襲撃隊として弥彦と戦うが、彼に飛空発破の弱点を看破され、(見様見真似)龍槌閃を受けて轟沈させられた。志々雄一派壊滅後は、その飛行能力を買われ、アジアの情勢を探る陸軍斥候となる。
モチーフは江戸時代の剣豪・松林蝙也斎。モデルは『サイボーグ009』の002ことジェット・リンク。名前は新潟県刈羽村に由来。元は御庭番衆の一人「天狗」として考案されていた。
  • 完全版11巻の再筆:容姿が大きく変更され、忍者風のデザインとなる。龍勢を応用した巨大ロケット弾を背負い自身が誘導装置となり飛行。着弾寸前で分離し、バネつきの靴で着地。ロケット弾の再装着を行うという攻撃方法をとる。
飛空発破(ひくうはっぱ)
爆風で風に乗り、上空から大量のダイナマイトを用いて空爆を行い、その爆風で再び空へ舞い上がる。
夷腕坊(いわんぼう)
声 - アニメ:八嶋智人 / PS2炎上!京都輪廻:岩崎征実
身長174cm、体重140kg。1874年5月製造。
“丸鬼”(まりおに)の夷腕坊。時折コミカルな表情も見せるが見た目は鈍い巨漢でしかなく、部下からも「単なる馬鹿」と認識されていた。ゴムの様な体で衝撃を吸収し、生身の人間とは思えぬ身体能力を発揮する。それぞれの指にはめた琴の爪状の刃を振るう。葵屋襲撃隊として御庭番衆と交戦するが、他の十本刀が倒された際に逃亡。正体は雪代縁の同志、外印の操り人形。PS2『炎上!京都輪廻』では、食い逃げしている。
  • 完全版11巻の再筆:人形のような丸々としたデザイン。歩けないらしく、全裸。『剣心皆伝』では、作者曰く「外印が作った試作品の一つみたいな感じ」。ベースは黒崎薫が描いた落書き。
才槌(さいづち)
声 - 西川幾雄
身長120cm、体重35kg。1800年12月生まれ。島根県出身。血液型A。初登場時79歳
“破軍”(甲)の才槌。巨大な頭の老人姿。不二を丸め込んで“破軍”(はぐん)のコンビを組み、不二に命令を下し、戦略兵器として効率的に運用する役目を担う。狡猾かつ巧みな話術の持ち主→小物化した。葵屋襲撃の際、不二の巻き添えになって気絶する(※翁たちに酷評、さらにアニメでは弥彦から結局口だけの奴だったと言われる)。十本刀中最も酷い扱い。事実、彼のみ刃物類を使用する描写がない。志々雄一派壊滅後は、持ち前の話術で相手を論破する能力を買われ、政府の外務省の裏役人に転身。
モチーフの原点は北欧民話『霜の巨人』のエピソードに登場する小人。外見のモチーフは『プリンプリン物語』のルチ将軍。不二のあおりを食らった当初からの悪人(作者談)。
  • 完全版12巻の再筆:頭蓋骨を外し脳を際限なく成長させる手術を施され、脳が自身の体よりも大きい異様な姿。知識は絶大だが、それを生かすほどの知恵がないため方治よりも格下。脳に養分を吸われた老人姿だが、実年齢は30代。
不二(ふじ)
声 - 石塚運昇
身長840cm、体重1280kg。1857年9月生まれ。島根県出身。血液型A。初登場時22歳
“破軍”(乙)の不二。二階建ての葵屋を凌ぐ人間離れした体躯と、巨大な刀を軽々と振るい、一撃で建物一つを吹き飛ばすほどの怪力を誇る。その異形から誰からも人間扱いされなかったが、武人としての熱き心と魂を秘めている(アニメでは鳥の雛を巣に戻しているところを警官隊に発砲され、生死の境を彷徨った)。葵屋襲撃の最終兵器として京都の警察署を焼き払い、葵屋を粉砕したが、突如として現れた比古清十郎の前に敗れる。武人として彼を認めてくれた清十郎との邂逅に、落涙し、志々雄一派壊滅後は北海道の屯田兵となる(「北海道編」にも登場する構想があった)。実力差のある比古との戦闘しか描かれていないため実力はほぼ不明だが、彼から高く評価されるほどの実力者の様子。
モチーフの原点は『風の谷のナウシカ』の巨神兵と北欧民話『霜の巨人』。鎧姿のモデルは『新世紀エヴァンゲリオン』のエヴァンゲリオン初号機、素顔のモデルは漫画『魔神冒険譚ランプ・ランプ』のドグラマグラである。
  • 完全版12巻の再筆:鎧が戦国時代の甲冑に骸骨のテイストを足したデザインのより重装備のものとなり、巨体をさらに大きく見せるため母衣を身に着けている。武器は巨大な又鬼山刀(マタギナガサ)を使用。

その他の構成員編集

四乃森蒼紫(しのもり あおし)

詳細は四乃森蒼紫を参照

志々雄一派の一員ではないが一時同盟関係を結んだ。
尖角(せんかく)
声 - 小村哲生
志々雄の部下。三角に尖った頭を持つ巨漢。志々雄が東海地方制圧の拠点とした新月村の統治を任され、警察官や反抗する者を皆殺しにして暴力的に支配していた。武器は握り懐剣。巨体でありながら剣心の動きに追随する敏捷性を見せるが、剣心が徐々に動きを速めていたことに気付かず、その速さに体が付いていけず、足が折れて自滅。志々雄に脅され剣心にのしかかりをしかけるも龍翔閃の前に敗れる。その後逮捕され、拷問の末死罪になったようである。元々は十本刀の一人になる予定だった。人語を話さず、獣のような唸り声のみを発するキャラクターにするという構想もあった。剣心が死罪を黙認した数少ない人物。アニメでは脱走に成功するが、剣心の情に触れ改心しかけた心情を宗次郎に語ったことで彼に殺害される。
刻み打ち(きざみうち)
握り懐剣の乱れ打ち。尖角自身は技の名称を喋っていないが、部下たちがこの名で呼んでいる。
串刺し頭突き(くしざしずつき)
本編中未登場。登場人物製作秘話で尖角の必殺技として語られ、作者はこれが出せなかったことが心残りと言っていた。
阿武隈四入道(あぶくまよんにゅうどう)
声 - 森訓久志賀克也松村武永野善一
四乃森蒼紫への使者として、宗次郎が差し向けた四人組。般若たちの墓参りに訪れた蒼紫に先回りして現れた。名のとおり僧形をしているが、中身は単なる下品なチンピラであり、般若たちの墓を汚したことで蒼紫の怒りに触れる。自分たちに凄んだ蒼紫の態度に憤慨し、得意技らしき「瞬速四身一体」の攻撃で彼を殺そうと一斉に飛び掛かるも、蒼紫の小太刀二刀流により、瞬時に四人まとめて斬り捨てられた。もともと、組織の中でも年に一度しか志々雄に会えない下っ端かつ、宗次郎の捨て駒だった。

脚注 編集

  1. 容姿はオリジナルだが、連載当時ジャイアントロボに似ていると読者に指摘された
  2. 実際の虎徹は最上大業物12工。「工」とは刀工のことであり、1つ、2つと数えるのは誤り。
  3. 未執筆の「北海道編」に登場する伏線でもあった

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